前世の話
こんにちは タイムです
今回から私の前世について話をしていきたいと思います
長い話になると思うので、少しずつ書いていきます
私は30代の頃前世を思い出しました
これはその時の話です
娘達が小学校に入り子育てにも余裕ができ私はパートに行くことにしました
パート先は小さな商店街の組合事務所で正社員の方と私の二人だけです
事務所も小さく私達のデスクが二つ、隣にはお客様用の応接室
があるだけのこじんまりとした居心地の良い場所でした
お昼休みの時間はその応接室でお昼御飯を食べる事もでき
組合理事の方もたまにしか顔を出さず
時々商店街の人達が両替に来る位の気楽で居心地の良い職場です
正社員のOさんは私より5歳位年上の女性で明るくお喋りの好きな
人でした
事務所はOさんのお陰でいつも楽しい雰囲気に包まれていたのです
私達二人はすっかり意気投合してお昼休みはずっと
お喋りが止まりませんでした
そんなある日、Oさんが
「私達は凄く気が合うよね もしかしたら前世では姉妹だったりして?
私が姉で(私)さんが妹かも」
と言い出したのです
「前世?」
私はそれまで前世の事など気にもしていませんでした
「私の前世ってどんな人生だったのだろう?」
もし前世というものがあるのなら▪▪
私は急に自分の前世が知りたくなったのです
そしてパートの帰り駅前の本屋さんに行って前世の本を
調べてみることにしました
本屋にはビックリするくらい前世関係の本が並んでいて
私は何冊かの本を立ち読みしてみました
その中には前世を催眠術で思い出すというものがありました
何故その時それをやってみよう!と思ったのか?
気がつけば私はその本を買っていました
そして家に帰り、本に書いてある催眠術の台詞を
テープに録音したのです
時間にすると10分位の催眠術の台詞
これを聞いて自分に催眠術をかけ、前世を思い出すというものです
その後私は、試しに録音したものを聞いてみました
別に何かを思いだしはしませんでしたが
何故か眠くなり途中から寝てしまいました
とりあえず催眠術?は効いたのかな?
翌日私はそのテープを持ってパートに行くことにしました
そしてOさんと二人でお昼休みにそのテープを聞いてみることに
したのです
ほんの気まぐれな遊び半分の好奇心から私達は前世を
覗いて見ようと思ったのです
でも、いつまで経っても前世は思い出せませんでした
その催眠術のテープを聞いている間はいつも眠くなり
「さぁ、気持ち良く目覚めましょう。3,2,1▪▪▪」
その最後の言葉でスッキリ目覚める事が出来たので
私達はいつもお昼休みの最後の10分位は応接室のソファに寝ながら
テープを聞いて便利なタイマー代わりにしていました
半年?一年?毎日テープは聞きましたが思い出す事はありませんでした
何か見えるのは、色々な外国の風景?のようなものだったり
でもそれは、絵葉書のようなただの風景で人は出てこなくて
ストーリーはまるでわからないものでした
後は、紫色の渦巻き🌀だったり
金色の眩しい光だったり 何か意味があるのかもしれませんが
私にはさっぱりわからないものばかりでした
結局、前世なんてわからない とりあえずすっかり習慣になってしまった
テープはタイマーの代わりに聞こう
そんな感じで日常を過ごしていたある日、私は突然思い出したのです
自分が侍だった事を そして私は切腹しました
次回に続きます