産まれたばかりの赤ちゃんへ

こんにちは タイムです

 

これは娘達が小さい頃の話です

 

その当時、子供達に産まれる前の話を聞く事が流行っていました

 

私も長女が3歳の頃

 

「どうしてお母さんの子供として生まれてきたの?」と聞いてみました

 

すると長女は、しばらく考えて

 

「初めは、お母さんのお腹の中が広くて自由に泳げたけど

 

だんだん狭くなってきて動けなくなったんだ

 

これ以上体が大きくなったらどうなるんだろう?

 

心配で早く産まれたかった」と、言ったのです

 

なるほど!長女は活発な性格でお腹にいる時から

 

ぼこぼこと痛いくらい暴れていました

 

長女はお腹の中にいる時そんな事を考えていたんだ

 

「長女らしい」なんだか可笑しくなって私は笑ってしまいました

 

次に次女が3歳の頃

 

「どうしてお母さんの子供として生まれてきたの?」と聞いてみました

 

すると次女は、一生懸命考えて

 

「初めてお母さんに会った時、お母さんがいっぱい話を

 

してくれたんだよ

 

どんなお母さんなのかな?優しいお母さんならいいな?

 

と思っていたから安心したんだよ」そう言ったのです

 

その時私は次女が産まれた時の事を思い出しました

 

出産後私のベットの隣に小さな赤ちゃん用ベットが置かれ

 

産まれたばかりの小さな次女がその中に寝かされていました

 

初めて夜も一緒の時、次女は泣きもせずじっと目を開けて

 

天井を見ていたのです

 

私は「眠くないの?少しお話しようか?」

 

そう言って、次女を抱き上げ私のベットに寝かせました

 

私は次女と添い寝しながら色々な話をしました

 

お父さんの事 長女の事 おじいちゃん、おばあちゃんの事

 

どんなにみんな次女を待っていたかという事

 

ゆっくり次女を撫でながら優しく話しかけたのです

 

次女は私の話に答える様に「う~、あ~」と一生懸命返事をしてくれました

 

同室のお母さん達が「本当に返事をしているようだね」

 

そう言ってくれました。言葉は判らなかったかもしれない

 

でも、あの時心は通じていた!

 

私は凄く神聖な気持ちになったのです

 

あの日の事を次女も覚えていたのだ!

 

そうだよね 産まれたばかりの赤ちゃんは無力だもの

 

誰かの助けがなければ生きていけない

 

これからどんなお母さんの子供として生きていくのか?

 

自分はどんな世界で生きていかなければいけないのか?

 

何もわからないから心配だよね 

 

今、娘達は結婚してそれぞれ妊娠、出産をしています

 

私は娘達が妊娠中、この話をしています

 

産まれたばかりの赤ちゃんは、泣いておっぱいを飲んで寝ての

 

繰り返しだけれど、もしかしたらそれとは別の魂の部分で

 

感じている事もあるかもしれない

 

だからいっぱい話しかけたてあげてね

 

きっと赤ちゃんは安心してくれる 

 

私はそう思っています