長女とぬいぐるみのタンタ
こんにちは タイムです
次女が引っ越しした後 私は空いた長女と次女の部屋二部屋の整理
を、始めました
押し入れの中を開けると沢山のぬいぐるみ達が入っていました
その中にちょっと古い白いぬいぐるみがあったのです
その子はタンタという私と長女にとって特別なぬいぐるみでした
タンタが家に来たのはちょうど長女が16歳の頃でした
長女は小5の頃から発病し 小6の頃には学校に行く事ができなくなったのです
中学校もほとんど登校する事ができませんでした
でも、負けず嫌いな長女は勉強を諦めたわけではありませんでした
体調のいい時は必死に勉強し頑張ったのですが、出席日数の関係で
成績は酷いものでした
やはりテストの時だけ何とか登校してそれなりの点数をとっても
出席日数が足りないと認めてもらえませんでした
高校は普通に受験して入学する事ができたのですが
やはり、出席日数が足りず夏には退学する事になりました
でも、長女は何かスッキリした顔をしていました
朝早起きして二本のバスを乗り継ぎ学校に行き勉強して
帰って来る それを週5繰り返す 体力のない長女にとって
勉強する以前にそこが無理だったのです
長女は学校に行かなければならないという呪縛から解放されたのでした
でも、私は心配でした この先どうしたらいいのか
タンタが家に来たのはその頃だったのです