長女とぬいぐるみのタンタ3

こんにちは タイムです

 

長女の受験勉強は苦難の連続でした まず体調が良くない事

 

勉強机で長時間勉強する体力がなく、ベット用のテーブルで疲れたらすぐ

 

休めるようにながら必死で勉強していました

 

また、勉強もずっと学校に行ってないので基礎ができてない

 

特に数学は苦労したようです

 

そしてその横にはいつもタンタがいたのです

 

辛い受験が終わったのは普通の人より二年遅れで20歳の頃でした

 

その頃病院も変え薬も変えて長女の体調は良くなっていったのです

 

大学に入って長女は少しずつ活動的になっていきました

 

友達もでき、勉強、サークル、そしてバイトまでできるようになったのです

 

すっかり元気になった長女は四年間で無事に大学卒業し、就職することが

 

できました

 

長女の話では、企業は面接の時二浪でも高校中退でもあまり気にしなかったそうです

 

大切なのは大学での経験とその人の人となりだと言ってました

 

そして長女は独り暮らしを始めたのでした

 

その時タンタは家に残ったのです

 

ポツンと長女の部屋のベットの上にいたタンタ。

 

ずっと長女を待っているようでタンタは寂しそうに見えました

 

その頃長女は大きな企業の総務部に配属され、厳しいながらも充実した

 

毎日を送っていました 忙しいらしくほとんど家には帰って来ることは

 

なかったのです

 

その後 しばらくして我が家では知人から二匹の子犬を譲り受ける事

 

になったのです 私達は動物を飼った事がなく毎日が手探りでした

 

トイレトレーニング、クッションカミカミ、イタズラな子犬達から

 

被害を受けない為に 家中のぬいぐるみ達を押し入れに避難させる事にしました

 

その時からタンタは押し入れの住人になったのです